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製図でまた落ちるのが怖い。前回の不合格が、どこの何が悪かったのか分からないままだ。
そう感じている受験生はとても多いです。製図は、細かなミスより「大きな1つ」で合否が決まる試験です。
この記事では、採点のランクの仕組みから、落ちる原因になりやすい重大なポイントと、落ちた後の立て直し方を整理します。
採点の具体的な内訳は公表されていないので、ここでは一般的な採点の考え方の範囲でまとめます。
一級の設計製図試験は、採点結果がランクⅠからランクⅣの4段階で示されます。
合格になるのはランクⅠだけです。ランクⅡ・Ⅲ・Ⅳは不合格側の評価になります。
| ランク | 位置づけ |
|---|---|
| ランクⅠ | 合格。要求をおおむね満たしている |
| ランクⅡ | 不合格。合格にわずかに届かない |
| ランクⅢ | 不合格。要求に対する不適合が目立つ |
| ランクⅣ | 不合格。重大な不適合や未完成がある |
大きく沈むのがランクⅢ・Ⅳです。ここに落ちる人は、細かい線の綺麗さで負けたわけではありません。図面のどこかに「重大な不適合」を残しています。
ランクⅢ・Ⅳに沈む原因は、大きく4つに整理できます。どれも1つで合否を左右します。
共通するのは、どれも図面の「見た目の丁寧さ」とは別の次元だという点です。線が綺麗でも、要求室が1つ抜ければランクⅢ・Ⅳに入ります。
丁寧さより先に、未完成・不適合を出さないことを守る
初学者ほど線の綺麗さや書き込みの量に時間をかけがちです。採点でまず見られるのは、完成しているか、要求と法規を満たしているかです。優先順位を逆にすると、丁寧なのに落ちる図面になります。
4つの原因は、作図に入る前のエスキス段階で大半を防げます。手を動かす前に、課題文の要求条件と法規を照合しておきます。
順番が大事です。エスキスの段階で要求と法規を潰しておけば、作図はプランを図面に写す作業に集中します。ここで抜けを残すと、後半の作図では気づきにくくなります。
すでに落ちた人は、立て直しを原因の切り分けから始めます。次のどれで沈んだのかで、直す場所が変わります。
| 落ちた原因 | 直す場所 |
|---|---|
| 未完成(時間切れ) | 作図速度。手順を固定し、清書の枚数を積む |
| 要求室の欠落・面積不足 | 要求条件の読み取り。チェックリスト化する |
| 法規違反 | 法規チェックの手順。エスキス段階に前倒しする |
| 課題条件の取り違え | 課題文の読み方。前提を作図前に再確認する |
ここで難しいのが、自分ではどこで沈んだのか分かりにくい点です。図面を描いた本人の目には、抜けた要求室や法規の不適合が見えにくいまま残ります。
そこで効くのが第三者の添削です。他人の目が入ると、自分では気づかない不適合の場所がはっきりします。原因の特定が進めば、直す場所も定まります。
立て直しは、落ちた原因を1つに絞ってから始める
4つの原因は、直し方がそれぞれ違います。まとめて全部を練習し直すより、自分が沈んだ1つを特定して集中的に潰すほうが、次の1回で仕上がります。
製図の講座選びそのものは製図試験は独学で受かる?添削講座の選び方で整理しています。何度も落ちてしまうときの考え方は何度も落ちるのはなぜ?続ける勉強法にまとめています。
落ちた原因を自分1人で特定するのは、かなり難しい作業です。添削を入れて、外から不適合の場所を指摘してもらうのが近道になります。
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基本の総合コースに製図添削は含まれませんが、製図添削オプション(一級44,000円)を追加できます。落ちた図面を添削に出し、減点の原因を第三者の目で特定する使い方に向きます。金額は公式で要確認です。
製図のランクⅢとランクⅣはどう違いますか。
どちらも不合格です。おおむね、ランクⅣは未完成や重大な不適合がある状態、ランクⅢは要求への不適合が目立つ状態に位置づけられます。採点の詳しい基準は公表されていないので、傾向としての整理です。
線が綺麗でも落ちることはありますか。
あります。要求室の欠落や法規違反があれば、作図が丁寧でもランクⅢ・Ⅳに入ります。まずは未完成と重大な不適合を出さないことが先です。
落ちた原因が自分で分かりません。
第三者の添削を入れるのが近道です。他人の目が入ると、抜けた要求室や法規の不適合がはっきりします。原因が定まれば、直す場所も絞れます。
製図の合否は、細かな減点より、重大な不適合を1つ出すかどうかで大きく変わります。
未完成・要求室の欠落・法規違反・課題条件の取り違え、この4つをエスキス段階で潰しておけば、ランクⅢ・Ⅳは大きく遠のきます。
落ちた後は原因を1つに絞り、第三者の添削で場所を特定するのが、次の1回で仕上げる近道です。まずは無料で試せるスタディングで、講義と演習の相性を確かめてから決めるのが確実です。
ランクⅢ・Ⅳは、重大な不適合が1つあるだけで確定する
製図は、小さな減点を積み上げて落ちるより、大きな不適合を1つ出して沈む試験です。まずはその「大きな1つ」を出さないことが最優先になります。