令和6年度 一級建築士 学科Ⅴ(施工)No.2は、工事現場の管理に関する問題です。
この問題では、4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。
※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その4つの記述で問われている論点を整理したものです。
| 選択肢 | 正誤 | 解説 |
|---|---|---|
| 1 | ○(正しい) | 監理技術者補佐を専任で置く場合に限り、監理技術者は2現場まで兼任できます(建設業法の特例)。 |
| 2 | ×(誤り) | くい打機の巻上げ用ワイヤロープの安全係数は6以上が必要です。「3から5の間」では労働安全衛生規則の基準を満たしません。 |
| 3 | ○(正しい) | 枠組足場の解体業務には満18歳未満の者を就業させることができません(地上または床上の補助作業を除く)。 |
| 4 | ○(正しい) | 高さ40mのRC造煙突の解体工事は建設工事計画届の対象で、工事開始14日前までに労働基準監督署長へ届け出ます。 |
選択肢2の「3から5の間の値とする」という記述が誤りで、正しくは6以上でなければなりません。
選択肢2は、くい打機の巻上げ用ワイヤロープの安全係数に関する記述です。安全係数とは、ワイヤロープの切断荷重を実際にかかる最大荷重で割った値で、大きいほど余裕があり切れにくいんですね。
労働安全衛生規則(第197条等)では、くい打機・くい抜機の巻上げ用ワイヤロープの安全係数を6以上と定めています。玉掛け用ワイヤロープも6以上、エレベーターのロープは10以上、と用途で基準が決まっています。
選択肢2は安全係数を「3から5の間の値とする」としていますが、基準の6以上を下回り誤りです。ザックリ言えば、くい打機の巻上げ用ワイヤロープの安全係数は6以上(3〜5は不足)ということです。
くい打機の巻上げ用ワイヤロープの安全係数の最低基準は?
6以上。労働安全衛生規則で定められています。3〜5では不足です。
出典
※ この記事の確認日:2026年6月
正解:選択肢2(これが誤っている記述)
くい打機の巻上げ用ワイヤロープの安全係数は6以上でなければなりません。「3から5の間の値とする」という記述は労働安全衛生規則の基準を下回っており、誤りです。