建築士試験 解説ノート

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令和4年度 二級建築士 構造 No.11を解説、枠組壁工法に関する誤りを見抜くポイント

令和4年度 二級建築士試験 学科III(建築構造)No.11は、枠組壁工法による2階建ての住宅に関する問題です。

この問題では、5つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

この問題で問われていること

  1. 土台と基礎を緊結するアンカーボルトの仕様
  2. アンカーボルトの間隔
  3. 床根太相互・床根太と側根太の間隔
  4. 床根太の支点間距離
  5. 壁倍率1の耐力壁の許容せん断耐力

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その5つの記述で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢2(これが最も不適当な記述)

枠組壁工法では、土台と基礎を緊結するアンカーボルトの間隔は、2.0m以下とします(隅角部付近や土台の継手付近には別途必要)。選択肢2の2.5mは、この上限を超えています。

アンカーボルトが粗いと、地震や暴風で土台が基礎から外れるおそれが大きくなります。選択肢2は間隔を2.5mとしているので誤りなんですね。枠組壁工法のアンカーボルト間隔は2.0m以下と押さえましょう。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(正しい) 土台と基礎の緊結に呼び径13mm・長さ400mmのアンカーボルトを用いるのは適切。正しい記述です。
2 ×(誤り) アンカーボルトの間隔は2.0m以下2.5mは過大(隅角部・継手付近にも別途必要)。
3 ○(正しい) 床根太相互、床根太と側根太の間隔を450mmとするのは適切。正しい記述です。
4 ○(正しい) 床根太の支点間距離を7mとするのは、断面・間隔が適切なら成立する。正しい記述です。
5 ○(正しい) 壁倍率1の耐力壁の1m当たり許容せん断耐力は1.96kN。正しい記述です。

選択肢2は、アンカーボルトの間隔を2.5mとする点が誤りで、正しくは2.0m以下です。

選択肢2のポイント

選択肢2は「アンカーボルトは、隅角部付近及び土台の継手付近を避け、その間隔を2.5mとした」としています。アンカーボルトの間隔の上限が論点です。

枠組壁工法(ツーバイフォー)では、土台が基礎からずれたり浮き上がったりしないよう、アンカーボルトで緊結します。その間隔は2.0m以下と定められていて、さらに隅角部付近や土台の継手付近にも設ける必要があります。

選択肢2は間隔を2.5mとしており、2.0mの上限を超えているため不適当です。在来軸組工法でもアンカーボルトの間隔は2.0m以下が基本で、数値は共通して押さえておくと安心ですね。アンカーボルトの間隔は2.0m以下(枠組壁工法も同じ)と押さえましょう。

覚え方

  • アンカーボルトの間隔=2.0m以下(隅角部・土台継手付近にも必要)
  • 枠組壁工法の床根太の間隔は455mm程度(450mmは適切)
  • 壁倍率1の耐力壁の許容せん断耐力=1m当たり1.96kN
  • 土台と基礎の緊結=呼び径13mm・長さ400mm程度のアンカーボルト
Q.

枠組壁工法で、土台を基礎に緊結するアンカーボルトの間隔の上限は?

2.0m以下です。さらに隅角部付近や土台の継手付近にも設けます。2.5mは過大で不適当です。

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和4年度 二級建築士試験 学科の試験 学科III(建築構造)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「構造」を過去問から整理しています。運営者情報

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