建築士試験 解説ノート

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令和7年度 二級建築士 構造 No.22を解説、初期強度は早強>普通>中庸熱を見抜くポイント

令和7年度 二級建築士試験 学科III(建築構造)No.22は、3種類のセメントを用いたコンクリートの初期強度(材齢7日程度まで)の大小関係に関する問題です。

この問題では、5つの組合せのうち、正しいものを選びます。

この問題で問われていること

  1. A:中庸熱ポルトランドセメント
  2. B:普通ポルトランドセメント
  3. C:早強ポルトランドセメント
  4. 初期強度(材齢7日程度まで)の大小関係はどれか

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。上記は、その問題で問われている論点を整理したものです。

正解:選択肢5(C>B>A が正しい大小の並び)

初期材齢(材齢7日程度まで)の圧縮強度の大小は、早強ポルトランドセメント(C)>普通ポルトランドセメント(B)>中庸熱ポルトランドセメント(A)です。

名前のとおり「早強」がもっとも早く強度が出て、「中庸熱」は水和がゆっくりで初期強度は低めです。初期強度は 早強>普通>中庸熱なので、C>B>A の選択肢5が正解なんです。

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ×(誤り) A>B>C は、初期強度の順が逆です。中庸熱が最も高いことはありません。
2 ×(誤り) B>A>C は、早強Cが最下位となっており誤りです。
3 ×(誤り) B>C>A は、普通Bが早強Cより上で誤りです。
4 ×(誤り) C>A>B は、中庸熱Aが普通Bより上で誤りです。
5 ○(正しい) C>B>A(早強>普通>中庸熱)が、初期強度の正しい大小関係です。

初期強度の大小は早強>普通>中庸熱、すなわちC>B>Aなので、選択肢5が正しい組合せです。

選択肢5のポイント

選択肢5の「C>B>A」が正しい大小関係です。初期強度(材齢7日程度まで)は早強(C)>普通(B)>中庸熱(A)の順なんです。

3種類のセメントは、水和反応のスピードと発熱の大きさが違いますね。早強ポルトランドセメントは水和が速く進むので初期から強度がぐんぐん出ます。普通はその中間。中庸熱は、ダムなどのマスコンクリート向けに発熱を抑えた種類で、水和がゆっくりなぶん初期強度は低めです。寒い時期や工期を急ぐときに早強を使うのは初期強度が早く出るから、と結びつけると覚えやすいです。

ポイントは、名前のとおり早強がいちばん速く、中庸熱はゆっくりという点です。初期強度は 早強(C)>普通(B)>中庸熱(A)と押さえましょう。なおこれは初期材齢の話で、長期材齢になると差は縮まります。

覚え方

  • 初期強度は 早強(C)>普通(B)>中庸熱(A)(名前のとおり早強が最速)
  • 中庸熱は発熱を抑えたマスコンクリート向けで初期強度は低め
  • 早強は寒中・急速施工に有利(初期強度が早く出る)
  • これは初期材齢の話で、長期材齢では差が縮まる
Q.

中庸熱・普通・早強の3種類で、初期強度がいちばん高いのはどれ?

早強ポルトランドセメントです。初期強度は 早強>普通>中庸熱 の順になります。

出典

  • 建築技術教育普及センター「令和7年度 二級建築士試験 学科の試験 学科III(建築構造)問題」
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編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「構造」を過去問から整理しています。運営者情報

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