建築士試験 解説ノート

建築士試験 解説ノート
  1. HOME
  2. 過去問解説
  3. 一級建築士 環境・設備
  4. 平成28年
  5. > No.2 結露の防止

平成28年度 一級建築士 環境・設備 No.2を解説、結露の防止に関する誤りを見抜くポイント

本ページはプロモーション(アフィリエイト広告)を含みます。

平成28年度 一級建築士試験 学科II(環境・設備)No.2は、住宅における結露の防止に関する問題です。4つの記述のうち、最も不適当なものを選びます。

先に一つだけ。独学の効率に不安があるなら、スキマ時間で回せるスタディングの建築士講座を無料で試すのが早いです(スマホ完結・大手の約1/10)。

この問題のポイント

結露は、室内の水蒸気が冷えた面で水に戻る現象です。防ぐ手立ては「水蒸気を増やさない」「冷たい面に水蒸気を届けない」「湿気をためずに逃がす」の3つに整理できます。

引っかけの核心は燃焼器具の種類です。開放型燃焼器具は、燃焼で生じた水蒸気をそのまま室内へ放出します。水蒸気を抑えたいなら、給排気を屋外で行う密閉型(FF式)を選びます。選択肢4は開放型と密閉型を入れ替えており、ここが誤りです。

残る防湿層の位置、浴室の排気ファン、小屋裏換気は、いずれも結露防止の定石どおりで正しい記述です。

※ 問題文そのものは建築技術教育普及センターの公式PDFで確認できます。

正解:選択肢4(最も不適当なもの)

1級建築士試験 学科 過去問スーパー7(総合資格)

1級建築士試験 学科 過去問スーパー7(総合資格)

環境・設備は数値と用語の暗記がものを言います。年度別の過去問題集で出題パターンに慣れておくと得点が安定します。受験する年度に対応した版を選んでください。

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット

各選択肢の正誤

選択肢 正誤 解説
1 ○(適当) 浴室の排気ファンで水蒸気を屋外へ出し、他室への浸入を抑えます。結露対策として適当な記述です。
2 ○(適当) 外壁の内部結露を防ぐため、断熱材の室内側に防湿層を設けます。水蒸気を壁の内部へ入れない正しい位置です。
3 ○(適当) 最上階の天井のみを断熱した屋根で、野地板の結露を防ぐため小屋裏へ換気口を設けます。適当な記述です。
4 ×(不適当) 水蒸気の発生を抑えるなら密閉型を使うべきで、開放型と密閉型が逆です。開放型は燃焼で生じた水蒸気を室内へ放出するため、湿気が増えます。

選択肢4は、水蒸気を抑えるために開放型燃焼器具とする点が不適当で、正しくは給排気を屋外で行う密閉型(FF式)を使います。

独学だと、こういう論点の背景を一つずつ調べるだけで時間が溶けます。要点を絞った講義で効率よく進めたいなら、スタディングの建築士講座(スマホ完結・大手の約1/10)を無料で試せます。

選択肢4のポイント(ここが誤り)

開放型燃焼器具は、室内の空気で燃焼し、燃焼ガスをそのまま室内へ出します。ガスや灯油が燃えると水蒸気が生じるため、使うほど室内の湿気は増えます。結露を促す方向にはたらきます。

これに対して密閉型(FF式)は、給気も排気も屋外と行います。燃焼ガスを室内に出さないので、水蒸気で室内が湿りません。結露を抑えたい部屋に向く方式です。

ザックリ言えば、水蒸気を抑えたいなら開放型ではなく密閉型(FF式)を使うと押さえます。問題文の「開放型とした」は方向が逆で、ここが誤りです。

効率よく仕上げるなら、一級のおすすめ参考書・問題集独学での進め方もあわせてどうぞ。働きながらなら通信講座の選び方も参考になります。

【管理人おすすめ!】セットで3割もお得!約1,100語の用語集+476点の図解集セット⇒ 建築構造がわかる基礎用語集&図解集セット

覚え方

  • 開放型=室内に水蒸気を放出して結露を促す。密閉型(FF式)が結露を抑える
  • 密閉型(FF式)=給排気とも屋外。室内に水蒸気を出さない
  • 防湿層は断熱材の室内(高温)側に設ける

通勤や休憩のスキマ時間だけで学習を進めたいなら、スタディングの建築士講座が向いています。合格に必要な範囲に絞ったスマホ講義で、独学の遠回りを減らせます(無料お試しあり)。

理解度チェック

Q.

室内の水蒸気を増やさないのは開放型と密閉型のどちら?

密閉型(FF式)です。給排気を屋外で行い、燃焼ガスの水蒸気を室内に放出しません。開放型は室内へ水蒸気を出します。

Q.

外壁の内部結露を防ぐ防湿層は、断熱材のどちら側に設ける?

室内(高温・高湿)側に設けます。水蒸気を壁の内部へ入れないためです。

平成28年 一級建築士 環境・設備 過去問解説 一覧へ

出典

  • 建築技術教育普及センター「平成28年度 一級建築士試験 学科の試験 学科II(環境・設備)問題」
建築士試験 解説ノート

編集・解説

建築士試験 解説ノート編集部

建築業界の実務経験をもとに、一級・二級建築士試験の「環境・設備」を過去問から整理しています。運営者情報

Topへ >>